一人一人お口の中の状態は違うはずですから、いまのご自身の状態をよりよくわかるために口腔内カメラを使用して正確にお伝えします。また、唾液検査により口腔内にどれだけリスクファクターの菌が潜んでいるのかも分かります。それにより治療の方向性が明確になり、ひとりひとりのお口の中の状態を十分に説明し、ご理解いただいた上で予防的治療が始まります。
予防で最も大切なのは「セルフ・ケア」であると考えています。セルフ・ケアとはご自身のブラッシングが鍵となります。 数十種類ある歯ブラシの中でどれが自分に合う物なのか?
当院には数種類の予防用歯ブラシをご用意させていただいておりますので、わからない方へは症状に合った歯ブラシをご提供いたします。そして磨き方も一緒に考え、無理なく出来るようにお手伝いをして行きます。
磨いた後のつるつる感がくせになります。
そして最後に、定期的な検診により早期発見 → 早期改善を志しています。
磨き残しのチェックをしてみるとびっくりするほど歯垢が残っています。
※赤く色がついている部分が磨き残しの歯垢がついている部分です。
Professional | プロフェッショナル |
---|---|
Mechanical | メカニカル |
teeth | ティース |
Cleaning | クリーニング |
丁寧に磨いているつもりでも、磨きにくいところや汚れがたまりやすいところがあります。この部分のお掃除を徹底的に行うのがプロフェッショナル・ケアPMTCです。
PMTCは歯ブラシで取れない歯の表面に付着した成熟したプラーク「細菌バイオフィルム」(悪玉菌の住み家)をも取り除くことができるので、虫歯や歯周病、口臭の予防に大きな効果があります。
タバコのヤニの除去はもちろん、つるつる感が得られ、汚れがつきにくくなります。お口の中が爽快になる効果があります。
小児歯科とはただ子どもの虫歯を治すだけではありません。
当院では虫歯予防に努め、最終的にはきれいな永久歯を正しい位置に生やし、健康なお口の状態に育てることを目標にしています。
小児歯科では成長に伴うお口の中の変化に気を配る必要があります。
お子様がやる気になっても痛い治療では、嫌になります。
麻酔は痛い? 心配いりません。表面麻酔(塗る麻酔薬です)をした後で電動の麻酔注射をしますので、リラックスしていただいていればほとんどわからないうちに麻酔は終わります。
そんな麻酔もお子様が不安な状態では、効果を発揮しません。麻酔自体は効いてても歯科治療に対して“痛いかなぁ”と思っている時には、ちょっとした刺激もとても痛いと感じます。
歯科治療のさいには、周りの大人もおおらかな気持ちでいることが子どもたちの歯科治療を楽なものにしてくれます。
私たち歯科診療に携わる者は、お子様の健やかな成長を心から願っています。
私たちがとても残念に思うのは、『歯医者さんは痛いところ』という先入観があることです。
確かに歯の治療にまったく苦痛がないわけではありません。
でも痛みを抑えたり、やわらげたりする方法がありますし、お子様が安心できるようにとスタッフは様々な工夫をしています。
どうぞふだんから「歯医者さんでイタイイタイしてもらいますよ」とか「そんな悪いことをする子は歯医者さんに連れて行きますからね」などのように、お子様をおどかす表現はならさないようお願い致します。
もし、お子様が「歯が痛い」と訴えた時には、優しく、「口の中のばい菌を退治してもらいましょうね」などの言葉をかけてお連れ下さい。
また、子どもの歯と口の健康管理は、予防と早期発見・早期治療が基本です。
お子様にはうそをついて歯科医院に連れてこないようにしてください。
我々スタッフはお子様との信頼関係を築くように努力しております。
治療が必要な場合でも理由を話して励ましながら処置を進めます。
小児歯科は怖いところではありません。
口移しで物を食べさせたり、おとなが使った箸で赤ちゃんに食事をさせたりすると、ミュータンス菌などの細菌が増えてお口の中の病気の原因となる事があります。
左のグラフはお母さんのお口の中のばい菌の数とその子どもたちのむし歯になる割合を示しています。 お母さんのお口にばい菌が多いと、子どももむし歯になる可能性が高くなるのが分かります。 |
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左のグラフはお母さんのお口の中のばい菌の数とその子どもたちのむし歯になる割合を示しています。 お母さんのお口にばい菌が多いと、子どももむし歯になる可能性が高くなるのが分かります。 |
「いかに母親自身の口腔内の健康が子供にとって重要であるか」が、わかります。
家庭でのブラッシングの状態や食事についてのチェックを行ったり、初期虫歯ができていないか、歯肉の状態は健康か、歯並び、噛み合わせは正しいかなどのチェックを定期的に行います。
フッ素コーティングの期間は、虫歯のなりやすさによって各人で異なりますが、約4ヶ月毎に行うのが平均的です。
※フッ素コーティングはできるだけ小さいうちから継続的に行うことが虫歯予防の一番のポイントです。一度コーティングをしたからといって安心してやめてしまわないようにご注意ください。